『泌尿器系』の雑学

「腎臓」が血圧に関与してるって、ホントなの?

はい、本当です。

血中や原尿中のナトリウムイオン濃度の低下や循環血液量の減少により血圧が低下した場合、腎臓からは「レニン」という血圧を上昇させるホルモンが分泌されるのです。

レニンは血中タンパクの一種である「アンジオテンシノジェン」を「アンジオテンシンⅠ」に変え、それは更にACEというアンジオテンシン変換酵素により「アンジオテンシンⅡ」に変換されます。

その結果、アンジオテンシンⅡは、強力な血管収縮作用とともに、副腎皮質からホルモンのアルドステロンを分泌させ体液量を増やすという2つの方法で血圧を上昇させるのです。