小脳は、こぶし大の大きさで大脳の後下面で橋と延髄の背側に位置しています。
小脳の部位は、左右の「小脳半球」とそれらに挟まれた「虫部」に区別され、左右対になった上・中・下の「小脳脚」と呼ばれる部分で脳幹の中脳・橋・延髄と連結しているのです。
また小脳は灰白質よりなる「皮質」と白質からなる「髄質」から構成されています。
重さは脳全体の約10%強であり、運動や筋緊張の調節、身体の平衡および姿勢の保持、また熟練した運動の記憶と学習などにも関与しています。