皮膚の「温受容器」は、30~50℃程度の温度刺激に感受性があり、35℃で最も興奮性が高まります。
また「冷受容器」は、10~40℃の温度刺激に感受性があり、25℃で最も興奮性が高まります。
しかし、皮膚に加わる温度刺激が、33℃前後では何も感じないためこの温度帯は「無関温度」と呼ばれているのです。
また、熱いものに触れた時、始めに冷感を感じることがありますがそれは一部の冷受容器が、45℃前後で特異的に興奮することにより起こるもので「矛盾冷覚」と呼ばれています。
更に、45℃以上または、15℃以下の温度刺激においては温度は痛みとして感じ、それらは「熱痛覚」「冷痛覚」と呼ばれています。