「基礎体温」とは、朝目覚めた直後に安静状態で測定した口腔温のことであり、男性においては変化が見られず一相性ですが、女性は月経期から排卵前の「低温期」と排卵後の「高温期」という二相性の変化が見られ、その差は約0.5℃あるのです。
月経の周期は「子宮内膜周期」とも呼ばれ、低温期に相当するのが「月経期」と「増殖期」、高温期に相当するのが「分泌期」であり子宮内膜の状態は刻一刻と変化していくのですまた卵巣においては、低温期は「卵胞期」、高温期は「黄体期」に相当し、それは卵巣周期と呼ばれます。
そしてその高温期は、黄体ホルモン(プロジェステロン)の作用によるものなのです。