腎動脈を介し、腎臓へと流入した血液は、片方の腎臓に約100万個存在する腎臓の最小単位「ネフロン」を構成する腎小体の濾過膜により濾過されたあと、それに続く尿細管で再吸収により尿と分けられ浄化されたのち、腎静脈を介し腎臓を出て体循環へと戻ります。
そして生成された尿は、尿管を通り膀胱へと送られ蓄められます。
尿は、その約95%が水で、比重は1.003~1.030、pH約6の淡黄色の液体で、成人の場合1日に約800~1600ml排泄されますが、発汗や水分の摂取量によりかなり増減します。
尿量が異常に少ないものは「乏尿」と呼ばれ400~500ml以下がその基準で、逆に3000ml以上と多いものは「多尿」と呼ばれます。