『消化器系』の雑学

「唾液」は、どんな働きをしているの?

食品は歯によって咀嚼され唾液と混ぜ合わされたのち、嚥下により食道から胃へと送り込まれますが、唾液は口腔内で幾つかの大切な働きを担っています。

唾液は「耳下腺」「舌下腺」「顎下腺」などの唾液腺で産生・分泌されますが、その主成分は「唾液アミラーゼ」と呼ばれる消化酵素と「ムチン」という粘液で、ナントその量は1日に0.5~1.5ℓにもおよびます。

唾液アミラーゼはデンプンを麦芽糖(マルトース)に分解し、ムチンは食塊を滑らかにするとともに口腔粘膜を保護しています。

また唾液は味覚を起こさせる働きや抗菌作用も持っているのです。