「膵液」は、無色透明な液体でタンパク質・脂肪・糖質を分解する消化酵素を含むとともに、弱アルカリ性(pH8)であるため、胃から送られてきた酸性の胃液と混ざった食品を中和する作用を持っており、1日に約1~1.5ℓ分泌されています。
膵液に含まれている消化酵素は「トリプシン」「キモトリプシン」「リパーゼ」「アミラーゼ」「ヌクレアーゼ」で、それぞれトリプシン・キモトリプシンはタンパク質を「ペプチド」に、リパーゼは脂肪を「脂肪酸」と「モノグリセリド」に、アミラーゼはデンプンを「マルトース」に、ヌクレアーゼは核酸を「塩基」と「糖」に分解する働きを担っているのです。