大腸は、小腸に続く消化管で「盲腸」「結腸」「直腸」という3つの部分に分けられ、その長さは、成人で約1.6mあります。
大腸の初めの部分である盲腸には、小腸末端の回腸が繋がっていますが、そこには大腸から小腸への内容物の逆流を防ぐ「回盲弁」と呼ばれる弁があるとともに、リンパ組織の発達した「虫垂」という長さ6㎝ほどの虫のような突起が垂れ下がっています。
そして若者に多い、俗に「盲腸」と呼ばれる疾患はこの虫垂が炎症を起こすもので、正式には「虫垂炎」という名称です。
また結腸は「上行結腸」「横行結腸」「下行結腸」「S状結腸」の4つの部分に分けられ、直腸そして肛門へと続いて行くのです。