仮面うつ病は、れっきとした「うつ病」ですが気分的な落ち込みや意欲の低下などといった精神症状があまり目立たないにも関わらず身体に何らかの症状が現れる疾患です。
そしてその症状は、倦怠感・睡眠障害・食欲不振・胸やけ・下痢・便秘・動悸・胸痛・肩こり・頭痛・耳鳴り・めまい・性欲減退など人によって様々ですが、検査をしても何も異常は見つかりません。
一般にうつ病は「生の機能がダウン」した状態と言われ、生命維持の本能である食欲や睡眠欲、また性欲・社会欲などが低下しますが言ってみれば仮面うつ病は、身体症状という仮面をかぶったうつ病だと言うことが出来るのです。