『運動器系』の雑学

骨は、どんな構造をしているの?

骨は種類によって多少の差はあるものの、通常その構造は「骨膜」「骨質」「骨髄」からなっています。

骨膜は、強靭な繊維性結合組織の膜で、血管や神経に富み骨を栄養するとともに骨の新生にも携わっています。

また骨質は、骨組織からなる骨の実質で、骨の外囲を構成する硬固な緻密質と内部のスポンジ様組織である海綿質から出来ています。

そして骨髄は、長骨の髄腔および海綿質の腔隙を満たしている柔らかい組織で、血を作る赤色骨髄と脂肪を多く含む黄色骨髄から出来ているのです。

幼児は全て赤色ですが、大人では大部分が黄色に置き換わります。