『心と精神』の雑学

「心臓神経症」って、どんなものなの?

心臓神経症は心臓の症状を主訴とする神経症で、何も心臓に異常がないにも関わらず、動悸や胸痛、息切れ・めまい・呼吸困難・手足の痺れ、などといった症状が現れる疾患です。

その原因は、主に不安やストレスといった心理的なものによるもので、病気に対する懸念や死に対する恐怖を普段から強く持っている人に多いとされています。

心臓は身体の中でも特に精神的な緊張による症状が出やすい臓器であるため心臓に対する不安を感じる人が多くいるのです。

しかし心臓神経症は、狭心症や心筋梗塞などとは違い器質的な変化が無いため検査でも異常はみつからず、死ぬこともありません。