『神経系』の雑学

「大脳」は、部分によってその働きが異なるの?

大脳は「皮質」と「髄質」にまず分けられますが、皮質は更に大脳表面の「新皮質」と進化の過程において大脳の中心付近に取り残された「古皮質」に区別されます。

新皮質は大脳の表面を約2mmの厚さで覆っている神経細胞の集まりで、下等生物より高等生物の方が発達する傾向にあり、それは哺乳類のみに認められます。

また新皮質の各部位は、それぞれ異なった働きをし「運動野」「感覚野」「言語野」「連合野」など幾つかのグループに分けられるため、それは機能局在と呼ばれています。

そして人においては、皮質のうち約90%は新皮質なのです。