「大腸」は、小腸の回腸から続く消化管の最終部分で、小腸よりも太く、長さは150~170㎝あります。
そしてその粘膜からはアルカリ性の大腸液が分泌され大腸壁を保護していますが、消化酵素は含まれていないため消化作用はほとんどなく大腸は水の吸収が主な役割です。
そのため食中毒菌やウイルスの排出を目的とした能動的な下痢以外に、大腸の機能が低下しても水分を吸収することが出来ず水様便となってしまうのです。
また、大腸内には「大腸菌」を始めとする腸内細菌が多数常在していて、その菌たちが小腸で消化しきれなかったものを分解する働きをしています。