呼吸の際に肺に出入りする空気の量は「肺気量」と呼ばれますが、安静時において人は成人の場合、1分間に約12~20回の呼吸をしています。
しかし、その際に吸った空気の全てが吐き出されるわけではなく、肺の中には少し空気が残ってしまいます。
そしてそれは「残気量」と呼ばれ、思い切り息を吸って吐ききった空気の量である肺活量との和は「全肺気量」と表現されるのです。
また最大吸気位から最大の速度で吐き出した空気の量は「1秒量」と呼ばれ、1秒量の肺活量に対する割合である「1秒率」は、70%以上が正常値であるとされています。