『運動器系』の雑学

「骨」と「軟骨」って、どう違うの?

骨の組織は「骨細胞」と「骨基質」により構成されていますが、骨基質はリンとカルシウムを主成分とする「アパタイト」と呼ばれる無機質の結晶と「膠原線維」から出来ており、そのうちアパタイトは基質の65~70%を占めています。

それに対し、軟骨の組織は「軟骨細胞」と「軟骨基質」により構成され、その基質の性状により、硝子軟骨・弾性軟骨・線維軟骨の3種に分けられます。

硝子軟骨は大量の「コンドロイチン硫酸」を含む半透明の乳白色をした軟骨で、弾性軟骨は弾力性に富む淡黄色の軟骨、また線維軟骨は大量の「膠原線維」を含む最も強靭な軟骨なのです。