『心と精神』の雑学

「神経症」って、どんなものなの?

「神経症」は、強い不安や恐怖感、また強迫観念などといった特定の精神症状が認められる疾患で、米国精神医学会の診断マニュアルでは、不安障害・身体表現性障害・虚偽性障害・解離性障害、の4種に分類されています。

症状は数ヶ月から数年と長く続くため、本人は著しい苦痛を感じるとともに、日常生活にも支障をきたしてしまいます。

しかしそれには、心理的・情緒的・性格的な要因が背景にあり、欲求が満たされない状況にあるものの、その問題の解決を避けようとしている場合も多いのです。

また身体に、これと言った器質的な病変がないことも特徴です。