『心と精神』の雑学

「過換気症候群」って、どんなものなの?

過換気症候群は、心身症の一つで不安や過度な緊張、また何らかの心理的要因により突然、呼吸過多となるものです。

その結果、血液中の二酸化炭素濃度は著しく低下し血液はアルカリ性に傾いて「アルカローシス」の状態となってしまいます。

そうなると手足や唇が痺れ、めまいや心悸亢進が起こり、凄まじい恐怖とともに、さらに呼吸困難に陥ってしまい、時には意識を失うこともあるのです。

この病気は若い人や女性に多く、几帳面で真面目なストレスにさらされやすい性格の人に起こりやすいとされており、パニック障害を持つ人にも多く見られます。