『消化器系』の雑学

「小腸」って、どのくらいの長さがあるの?

小腸は「十二指腸」「空腸」「回腸」という3つの部分に分けられますが、ナントその長さは、成人で約6mもあるのです。

そのうち十二指腸は、約25㎝と短く、その中程には膵臓から分泌される膵液を運ぶ「膵管」と胆嚢に貯められた胆汁を運ぶ「胆管」が合流して開口し、食品が入って来るとそれらが放出されます。

また十二指腸を除く、小腸全体の前半2/5を占める部分が空腸で後半3/5を占める部分が回腸ですが、その境界はあまりはっきりしていません。

そして小腸の粘膜には内腔に突出した「輪状ヒダ」と呼ばれるヒダがあり、その表面には約500万本の「腸絨毛」が密生しています。