『循環器系』の雑学

「心臓」は、どんな構造をしているの?

心臓は、円錐を斜め逆さにしたような自分の握りこぶし大の臓器で胸郭のほぼ中央、胸骨の真後ろに位置しています。

心臓の上部は円錐形の低部にあたる部分で「心底」と呼ばれ、下部は細く尖っているため「心尖」と呼ばれます。

心臓は、左右の心房を隔てる壁である「心房中隔」と、左右の心室を隔てる壁である「心室中隔」により、左心房・左心室・右心房・右心室、という4つの部屋に分かれていますが、その各部屋の出口には「弁」が存在し、左心室の出口は「僧帽弁」、左心室の出口は「大動脈弁」、右心房の出口は「三尖弁」、そして右心室の出口には「肺動脈弁」があり、血液の逆流を防いでくれているのです。