「腸液」は、小腸の粘膜から分泌される弱アルカリ性(pH7~8.5)の消化酵素を含む液体で、1日に約1.5~3ℓ分泌されています。
腸液に含まれている消化酵素は「アミノペプチターゼ」「マルターゼ」「スクラーゼ」「ラクターゼ」「リパーゼ」「ヌクレアーゼ」で、アミノペプチターゼはペプチドを「アミノ酸」に、マルターゼはマルトースを「グルコース」に、スクラーゼはスクロースを「グルコース」と「フルクトース」に、ラクターゼはラクトースを「グルコース」と「ガラクトース」に、リパーゼは脂肪を「脂肪酸」と「モノグリセリド」に、ヌクレアーゼは核酸を「塩基」と「糖」に分解する働きを担っているのです。