タンパク質

働き

タンパク質は炭素(C)、酸素(O)、水素(H)、窒素(N)からなり、分解されてアミノ酸となった後、筋肉や内臓、血液などを作る原材料となる。
またその約20種類あるアミノ酸のうち8種類は体内で合成できないため、必ず食品から摂取する必要があり、それらは必須アミノ酸と呼ばれている。

必須アミノ酸

バリン・イソロイシン・ロイシン・メチオニン・スレオニン・トリプトファン・リジン・フェニルアラニン

多く含む食品

肉類、魚、大豆、卵

日本人の食事摂取基準(2015年版)

性別男性
年齢等推定平均必要量推奨量目安量目標量
0510
6815
91125
12152013~20%
35202513~20%
67253513~20%
89354013~20%
1011405013~20%
1214506013~20%
1517506513~20%
1829506013~20%
3049506013~20%
5069506013~20%
70以上506013~20%

mg/日

性別女性
年齢等推定平均必要量推奨量目安量目標量
0510
6815
91125
12152013~20%
35202513~20%
67253013~20%
89304013~20%
1011405013~20%
1214455513~20%
1517455513~20%
1829405013~20%
3049405013~20%
5069405013~20%
70以上405013~20%
妊婦初期
(付加量)
+0+0
妊婦中期
(付加量)
+5+10
妊婦後期
(付加量)
+20+25
授乳婦
(付加量)
+15+20

mg/日

  • 日本人の食事摂取基準(2015年版)」とは、厚生労働大臣健康増進法に基づいて定める、国民の健康保持・増進を図る上で摂取することが望ましい、エネルギー及び栄養素の量の基準を示したものです。
  • 「推定平均必要量」は、栄養素の摂取不足の回避を目的とする、半数の人が必要量を満たすとされる量。
  • 「推奨量」は、栄養素の摂取不足の回避を目的とする推定平均必要量を補助するために設定された、ほとんどの人が充足するとされる量。
  • 「目安量」は、十分な科学的根拠が得られないものの一定の栄養状態を維持するのに十分な、不足のリスクがほとんど無いとされる量。
  • 「目標量」は、生活習慣病の予防を目的とする現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。