リビドーが特定の発達段階に停滞し、その後のパーソナリティ形成に影響を与えることを指す。各段階でリビドーが十分に解消されなかったり、逆に過剰な満足が与えられることが原因とされている。口唇期に固着すると、依存的で愛情欲求が非常に強くなり、肛門期に固着すると、自己制御の過剰である几帳面・頑固・倹約といった強迫的な性格特徴が形成される。男根期に固着すると、自己顕示的で攻撃的なヒステリー性格になるとされる。