ピアジェ,Jにより提唱された、11~12歳から14~15歳にかけての知的発達の段階のこと。前段階である具体的操作期に、実際の事物についての論理操作において可逆性と相補性による操作群が形成されていたのに加え、抽象的な記号を使って、仮説演繹的に、命題間にINRC群の操作(同一性変換・逆変換・相補変換・相関変換)を加えることができるようになる。このように、現実をひとつの可能態・命題の組み合わせとして反省的に捉えることが可能となる時期のこと。