内観療法

吉本伊信が創始した仏教の修行を元にした心理療法 のこと。研修所に1週間宿泊して行う集中内観では、クライエントを 集中できる環境におき、両親など重要な他者との関係を、①世話になったこと、②して返したこと、③迷惑をかけたこと、の3点について思い出させる。セラピストは1~2時間ごとに訪れて想起内容を共感的に傾聴する。この作業を通じて、自己と他者のイメージが再構築され、肯定的な自他認知への変容が生ずる。また、集中内観の後も、生活の中で日常内観を行っていく。