基原炮製
原材料と加工法
種皮を除いたヒノキ科コノテガシワ属コノテガシワの成熟種子
適応疾患 および 対象症状
不安感、焦燥感、不眠、多夢、動悸、寝汗、便秘 など
薬理作用
精神安定、止汗作用、睡眠改善、通便作用、動悸改善、整腸作用 など
東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状
心神不寧(心神が落ち着かない)、驚悸失眠(驚きやすく眠れない)、虚煩多夢(虚弱による煩わしさと夢が多い)、心血不足(心の血液不足で動悸や不眠が生じる)、陰虚盗汗(陰虚による寝汗)、老人虚秘(老人の虚弱による便秘)、血虚津枯(血虚と津液の枯渇)、腸燥便秘(腸の乾燥による便秘)、産後虚秘(出産後の虚弱による便秘)
治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則
養心安神(心を養い神を安ず)、補心益血(心を補い血を増益)、益陰止汗(陰を益し発汗を止める)、潤腸通便(腸を潤し便通を良くする)、収斂止汗(収斂させ発汗を止める)、養心補血(心を養い血を補う)、益脾潤腸(脾を益し腸を潤す)
帰属経絡
治療効果を発揮する主な経絡と臓腑
心、脾、肝、腎