漢方生薬

韭子

よみかた きゅうし
生薬種別 補陽薬
薬味薬性 辛、甘 / 温

異称別名 および 処方用名

基原炮製
原材料と加工法

ヒガンバナ科ネギ属ニラの成熟種子

適応疾患 および 対象症状

インポテンツ、遺精、頻尿、白いおりもの、尿漏れ、尿の混濁、関節の痛み、脚の冷え など

薬理作用

強精強壮、頻尿改善、帯下改善、尿漏改善、尿色改善、鎮痛作用、止帯作用、冷感改善 など

東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状

腎陽不足、陽痿遺精、遺尿白濁、白帯頻尿、腎気不固、肝腎不足、腰膝冷痛

治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則

温腎壮陽、固精縮尿、補益肝腎、壮陽補腎、固精止帯、温腎固精、壮陽固精

帰属経絡
治療効果を発揮する主な経絡と臓腑

肝、腎

この生薬を用いる「漢方方剤」

方剤名 出典(処方来源)
固精丸《済生方》
贊育丹《景岳全書》