転換性障害

器質的には異常がないにもかかわらず、歩行障害や失声などの運動麻痺、振戦やチックなどの運動症状、失明やトンネル視などの感覚異常が現れる。詐病ではないが、症状に比べて本人の不安が小さいのが特徴。精神分析理論では、無意識的葛藤が症状の形で身体化したものと考えている。また身体症状により不安から逃れたり、他者からの関心を得られるといった疾病利得のメカニズムが関連している。ほとんどが短期間で自然に回復するとされる。