心理療法のひとつ。初期は非指示的心理療法と呼ばれ、クライエントの成長する力に重点が置かれてセラピストの受容的態度が強調された。後、セラピストの人間的な態度を重視し、自己理論を背景とした来談者中心療法に変わり、さらに実存的観点からセラピストの純粋性が提唱されるようになった。パーソン・センタード・アプローチというかたちで、エンカウンター・グループの実践など社会問題への展開が行われるようになった。