学習の成立にとって必要な個体の発達的素地、心身の準備性のことで、成熟的要因と学習的要因の両者が関与している。学習の時性というゲゼルの成熟優位説では、加齢によるレディネスの自然な成立を待つ「待ちの教育」が強かったが、最近では形成的レディネスの観点から、教育の力でレディネスそのものを作っていこうとする積極的な教育に変わってきている。