フィールド調査ともいい、参加観察を用いた調査研究で、文化人類学や社会学の主要な研究法のひとつ。研究者自身が観察現場に居合わせ、集団とのラポールを形成し、集団の一員としての役割を演じることによって、感覚・身体・実体験を通してフィールド全体の理解を目指す。研究に先立って充分な事前調査も必要であるが、積極的参加者としての研究者の姿勢が何よりも問われる。