適切な反応に対してトークン(代用貨幣)という報酬を与え、目的行動の生起頻度を高める行動療法の技法である。トークンが一定量に達すると特定物品との交換や特定の活動が許されるという二次的強化の機能を果たす。適用にあたっては、事前にクライエントとトークンと代替する物品・活動の取り決めをすることが重要。この技法は、強化子に飽きにくく、場所を選ばずに強化できる、強化が遅れないなどの点で効果的である。