心理療法において、クライエントがどのような状態にあるのかを把握する為の手がかりのこと。最終的に統合されるべき人格の各側面。ロジャーズ,C.R.は、7つのストランズ(①感情と個人的意味付け、②体験経過、③不一致、④自己の伝達、⑤体験の解釈、⑥問題に対する関係、⑦関係の仕方)の変化を段階づけることで心理療法の進行過程を客観的に評価しようとした。人格が未成熟な段階では各ストランズが区別可能であるが、成熟していくにつれ1本の網のような統一体になっていく。