乳児期発達段階においての用語で、母子相互の働きかけを指すもの。赤ちゃんがお腹にいる頃に聞き慣れたお母さんの声を聞くと安心して寝たり、逆にお母さんが赤ちゃんの泣き声を聞いておっぱいがでてくるという作用や現象。このような情緒的共生の段階を経て、自己の情動的核(エムディ)を形成し、自律的自己に移行していく。乳児の様々な欲求は、情動浸透的に母親に伝わり、母親は、乳児の情動表出に対して調子を合わせるとう情動調律により、適切な応答を示す。赤ちゃんはお母さんの笑顔をみて自分も真似るようになり、しゃべる言葉をじっと聞いて真似ようとする。