適応疾患 および 対象症状
頭痛、めまい、耳鳴り、落ち着かない、焦燥感、不眠、ゲップ、嘔吐、しゃっくり、呼吸促迫、呼吸困難、せき など
薬理作用
目眩改善、精神安定、呼吸改善、止嘔作用、鎮痛作用、吃逆改善、睡眠改善、聴力改善、耳鳴改善、噯気改善、嘔気改善、鎮咳作用 など
東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状
肝陽上亢(肝の陽気が上昇し頭痛やめまいが生じる)、頭暈目眩(めまいと目のくらみ)、痰濁上擾(痰濁が上部を乱す)、嘔吐呃逆(嘔吐としゃっくり)、気短喘急(息切れと激しい喘鳴)、気逆不降(気が逆流して降りない)
治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則
平肝清熱(肝を平定し熱を清める)、平肝降逆(肝を平定し逆上を降ろす)、降逆止嘔(逆上を降ろし嘔吐を止める)、平肝潜陽(肝を平らげ陽を潜める)、降逆平喘(逆上を降ろし喘息を鎮める)、降逆涼血(逆上を降ろし血を涼する)、寧心安神(心を寧め神を安ず)、清火平肝(火を清め肝を平定する)、鎮逆降気(逆上を鎮め気を降ろす)