基原炮製
原材料と加工法
東アジアに分布するモクセイ科トネリコ属植物の樹皮
適応疾患 および 対象症状
下痢、しぶり腹、おりもの、眼の充血、角膜の混濁、関節の痛み など
薬理作用
視力改善、止瀉作用、整腸作用、帯下改善、止血作用、鎮痛作用、解毒作用、解熱作用、呼吸改善、鎮咳作用、消腫作用 など
東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状
大腸湿熱（大腸の湿熱）、裏急後重（裏急と後重）、目生翳障（目に翳ができる）、肝熱目赤（肝熱による目の充血）、風熱湿痺（風熱湿による関節痛）、湿熱瀉痢（湿熱による下痢）、肺熱咳喘（肺熱による咳と喘鳴）、赤帯過多（赤いおりものが多い）、眼瞼腫痛（まぶたの腫れと痛み）
治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則
清熱燥湿（熱を清め湿を燥させる）、祛風勝湿（風邪を除去し湿邪に勝つ）、清肝明目（肝を清め目を明らかに）、渋腸止痢（腸を収斂し下痢を止める）、清熱解毒（熱を清め毒を解す）、燥湿収斂（湿気を乾燥させ収斂）
帰属経絡
治療効果を発揮する主な経絡と臓腑
肝、胆、大腸