適応疾患 および 対象症状
さむけ、遺精、寝汗、足腰のだるさ、手足の脱力感、手足の冷え、午後の発熱、不妊、乳汁分泌不全、血痰、慢性の咳嗽 など
薬理作用
筋力向上、鎮咳作用、寒気改善、冷感改善、止汗作用、強精強壮、解熱作用、乳汁分泌、去痰作用、止血作用 など
東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状
真陽不足(腎陽が不足し生命活動が弱まる)、腰膝無力(腰と膝に力が入らない)、畏寒肢冷(寒がり手足の冷え)、腎陰不足(腎陰が不足する)、潮熱盗汗(潮熱と盗汗)、気血虚損(気と血がともに不足した虚弱状態)、肺虚久咳(肺虚による長引く咳)、肺腎陰虚(肺と腎の陰虚)、宮冷不孕(子宮の冷えによる不妊)
治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則
補腎助陽(腎を補い陽を助ける)、益精養血(精を益し血を養う)、補気養血(気を補い血を養う)、補肺止咳(肺を補い咳を止める)、補腎益精(腎を補い精を益す)、益気養血(気を益し血を養う)
帰属経絡
治療効果を発揮する主な経絡と臓腑
心、肺、腎