基原炮製
原材料と加工法
骨化したシカ科シカ属のマンシュウジカおよびマンシュウアカジカなどの雄の角を煮詰め膠を除いた残余骨渣
適応疾患 および 対象症状
さむけ、インポテンツ、早漏、滑精、頻尿、不妊、尿漏れ、手足の脱力感、足腰のだるさ、手足の冷え、ふらつき、耳鳴り、泉門の閉鎖遅延、腰痛、不正性器出血、白いおりもの、小児の発育不全、慢性皮膚潰瘍、フィステル、嘔吐、食欲不振、泥状便 など
薬理作用
強精強壮、寒気改善、筋力向上、止血作用、頻尿改善、貧血改善、尿漏改善、帯下改善、冷感改善、食欲増進、便通改善、止嘔作用、嘔気改善、創傷回復、鎮痛作用、耳鳴改善、聴力改善、皮膚再生 など
東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状
腎陽不足（腎の陽気不足で冷えやむくみが生じる）、陽痿遺精（勃起不全と夢精）、畏寒乏力（寒がりで力がない）、精血虚損（精と血が不足した状態）、崩漏帯下（不正出血とおりものの異常）、脾胃虚寒（脾胃の陽気不足で冷えと消化不良が生じる）、食少便溏（食欲不振と軟便が続く）、悪心嘔吐（胃の気の逆流による吐き気や嘔吐）、創傷出血（外傷による出血）
治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則
温補腎陽（腎陽を温め補う）、補血止血（血を補い出血を止める）