漢方生薬

東瓜皮

よみかた とうかひ
生薬種別 利水滲湿薬
薬味薬性 甘 / 微寒

異称別名 および 処方用名

基原炮製
原材料と加工法

ウリ科トウガン属トウガンの果実の皮

適応疾患 および 対象症状

尿量減少、むくみ など

薬理作用

浮腫改善、利尿作用、消腫作用、尿量改善、呼吸改善、鎮痛作用、去痰作用、帯下改善 など

東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状

湿熱内蘊(湿熱が内に蘊蓄する)、水腫脹満(むくみや腹部の張り)、小便不利(小便が出にくい)、胸満気喘(胸が満ち気喘がある)、腸癰腹痛(腸の化膿症による腹痛)、肺癰膿痰(肺膿瘍による膿性痰)、湿盛白帯(湿気による白色のおりもの)

治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則

清熱利湿(熱を清め湿を利す)、利水消腫(水を利し腫れを消す)、通利小便(小便を通じ利する)

帰属経絡
治療効果を発揮する主な経絡と臓腑

肺、胃、大腸、小腸