処方構成
この方剤を構成する生薬の組み合わせ
生薬名 |
原材料と加工法 |
生鶏子黄 | キジ科ヤケイ属セキショクヤケイの卵黄 |
阿膠 | ウマ科ウマ属ロバおよびウシ科ウシ属ウシの皮を水で煮て製成した膠の塊 |
生亀甲 | イシガメ科イシガメ属のクサガメおよびミナミイシガメなどの腹甲および背甲 |
淡菜 | イガイ科のイガイ属イガイまたはヨーロッパイガイ、ミドリイガイ属ミドリイガイ、ヒバリイガイ属ホンヒバリまたはホソスジヒバリなどの干物 |
童便 | ヒト科ヒト属ヒトの尿(10歳以下の男児の尿) |
適応疾患 および 対象症状
しゃっくり、手足の冷え、手足の引きつり、筋肉の微痙攣、意識障害 など
薬理作用
止痙作用、吃逆改善、冷感改善、意識回復 など
東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状
熱傷陰血、虚風内動、筋脈拘急、手指蠕動
治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則
滋陰潜陽、熄風降逆
- 『方剤種別』については、複数の漢方方剤種別に属する方剤もあるが、当該方剤の薬理作用が最も顕著にあらわれる漢方方剤種別に基づき、単一の方剤種別に属させている。
- 『東洋医学的弁証』および『治法・治療原則』については、中医用語に精通していない一般の方を考慮し、あえて重複表現を一部用いている。
- 『適用疾患および対象症状』については、当該方剤が直接的に効力を示す疾患・症状に加え、間接的に効力を示す疾患・症状についても併記している。
- 『この方剤の持つ「薬理作用」』については、当該方剤の直接的な薬理作用に加え、間接的な薬理作用についても併記している。