自閉症は、3歳くらいまでの幼児期に現れるとされる社会性の欠如や他者とのコミュニケーション能力に質的な障害が生じる疾患で、男子が女子の4倍以上と非常に多く、それは遺伝子の異常によって起こる先天的な脳機能の障害とされています。
症状は主に、意思伝達の質的な障害による話し言葉の遅れや、他者とのコミュニケーションに必要な顔の表情、身体のしぐさ、目線を合わせるなどといった非言語的行動の欠如で、他人や両親に対してさえもあまり関心を示しません。
また特定の物や行動に対するこだわりが非常に強く、本人が興味を示す限られたものにだけ熱中する傾向があります。
表情が乏しい・視線を合わせない・無関心・好き嫌いが極端・返事をしない・睡眠が不規則・臨機応変に行動できない・自傷行為をする など
先天的要因・遺伝子の関与・環境要因 など
言語検査・行動検査・発達検査・自閉症スペクトラム指数 (AQ)診断検査 など
心理療法・ソーシャルスキルトレーニング・薬物療法 など