アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は、興味やコミュニケーションについて特異性が認められる発達障害の一つですが、意思伝達の質的な障害による話し言葉の遅れや知的障害などはみられません。そればかりか自分が興味を持つ特定の分野に対しては驚異的なまでの集中力と豊富な知識を持っている場合が多いとされています。
しかし人間関係においては、楽しみや喜びを共有する仲間を作ろうとはせず、自分が好む限定的な人間以外との交流にはあまり関心がありません。また状況に応じた柔軟な対応を苦手とするため、少しの違いやズレを許すことができず、他者にたいしても自分の思いや感情をそのまま表現してしまう傾向があります。

代表的な『症状』

些細なことにこだわる・特定の物事に強い関心を持つ・関心のないものに対しての忍耐力がない・臨機応変に行動できない・思ったことをすぐに表現してしまう・空気が読めない・友達を作ろうとしない など

発症する『原因』

遺伝的要因・環境要因・脳機能障害 など

行われる『検査』

言語検査・行動検査・発達検査・自閉症スペクトラム指数 (AQ)診断検査 など

行われる『治療』

心理療法・ソーシャルスキルトレーニング・薬物療法 など

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