東洋医学の「陰陽五行論」においては、全てのものを陰と陽という2つの相反する性質を持つものに分類していますが、そのうち<寒熱>は、八綱病証において疾病の性質、すなわち「病情」を区別するものです。
<寒>は、悪寒や手足の冷え、顔面蒼白など自覚的・他覚的に冷感のあるもの、また<熱>は、発熱や顔の火照り、口渇など自覚的・他覚的に熱感のあるものを表します。