東洋医学の「陰陽五行論」においては、全てのものを陰と陽という2つの相反する性質を持つものに分類していますが、そのうち<表裏>は、八綱病証において身体に侵入した外邪(病気の原因)が体表部からみてどの位置に存在しているのかという「病位」を判断するものなのです。
<表>は、皮膚など身体の浅い部分をさし、また<裏>は、内臓など身体の最も深い部分をさし、発病から一定の経過を経て現れるものとされています。