東洋医学の基礎をなす概念「陰陽五行論」において、木・火・土・金・水という五行の属性は、互いに<相生>と<相克>という2種類の関係性を持っています。
「木が燃えることにより火が生まれ、火が消えるとそこには土が残ります。土からは金(金属)が産出され、金属の表面には水滴が生まれ、そしてその水が木を大きく育てていく」
(→)木→火→土→金→水→(木)
<相生>は、このようにある者が特定の誰かを産み出す母と子のような関係性を持っているのです。
「木は土から養分を奪い、火は金(金属)を溶かし、土は水を吸収し、金は金属の斧で木を倒し、水は火を消してしまう」
(→)木→土→水→火→金→(木)
<相克>は、このように特定の相手にある者が勝つ(克つ)、グー チョキ パーの数が3つから5つに増えた、まるでジャンケンのような関係性を持っているのです。