美容トラブルしわ・たるみ

加齢皮膚に見られる主な症状を教えて下さい

加齢皮膚には5つの症状が見られます

  1. 皮膚の乾燥が目立ち、肌のつやが無くなります。それは加齢とともに汗や皮脂の分泌機能が衰え、皮膚表面を保護している皮脂膜が不足するからです。そして、細胞間脂質を作るセラミドも不足がちになるのも原因の一つと言われています。
  2. 肌のハリや弾力が無くなって、たるみやシワが増えます。それは皮膚の乾燥や真皮を支えているコラーゲンやエラスチンの量の減少や質の変化のためです。
  3. しみやくすみが出来やすくなります。それは加齢によりメラニン代謝機能が低下して、メラニンが皮膚内に沈着するため起こります。それと、長期による紫外線照射の結果に加え、加齢によってホルモンバランスが悪くなったこと、紫外線に対する防御力が弱くなったこと、ストレスへの対応力の低下などによってメラニンの生成が促進されることが挙げられます。
  4. 肌表面のキメが粗くなり、滑らかさが失われます。それは加齢に伴い、皮溝と皮丘からなる皮紋の形状は不均一で大きくなり、不鮮明でざらついた状態になるためです。キメが粗くなるのはターンオーバーの遅延による肥厚や保湿機能の低下が原因です。
  5. 肌が黄みを帯び、明度が下がります。加齢による毛細血管の萎縮や血行不良が関係しています。血行が滞りリンパの流れが円滑でなくなると、表皮や真皮の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなります。また肌色に黄みが帯びてくるのは主にリポフスチンという黄褐色の老人斑色素が増えてきたためです。