処方構成
この方剤を構成する生薬の組み合わせ
| 生薬名 |
原材料と加工法 |
| 白蝋 | ミツバチ科ミツバチ属ニホンミツバチあるいはセイヨウミツバチなどの巣を構成する蝋
を精製し天日に晒して漂白したもの
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| 当帰 | セリ科シシウド属のカラトウキまたはニホントウキの根 |
| 紫根 | ムラサキ科ムラサキ属ムラサキの根 |
| 胡麻油 | ゴマ科ゴマ属ゴマの種子から絞り取った油 |
| 豚脂 | イノシシ科イノシシ属イノシシの脂肪組織を精製した油脂 |
適応疾患 および 対象症状
痔疾、湿疹、皮膚の乾燥、皮膚のかゆみ、皮膚の痛み、皮膚化膿症、皮膚の腫れ、皮膚の熱感、外傷、打撲、火傷、凍傷、陰部のかゆみ など
薬理作用
創傷回復、皮膚再生、痔疾改善、保湿作用、鎮痛作用、発疹消退、止痒作用、止血作用、消腫作用、解毒作用、整肌作用、排膿作用、防腐作用、熱感改善、老化防止 など
東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状
嘴唇開裂、不生肌膚、肌肉枯瘁、凍傷腫痛、燙傷熱瘡、肌膚甲錯、痔瘡疼痛、開裂出血、下肢潰瘍、跌打損傷、湿疹疥癬
治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則
清熱潤燥、療傷止血、生肌止痛、防腐療瘡、解毒透疹、涼血活血、逐瘀排膿
- 『方剤種別』については、複数の漢方方剤種別に属する方剤もあるが、当該方剤の薬理作用が最も顕著にあらわれる漢方方剤種別に基づき、単一の方剤種別に属させている。
- 『東洋医学的弁証』および『治法・治療原則』については、中医用語に精通していない一般の方を考慮し、あえて重複表現を一部用いている。
- 『適用疾患および対象症状』については、当該方剤が直接的に効力を示す疾患・症状に加え、間接的に効力を示す疾患・症状についても併記している。
- 『この方剤の持つ「薬理作用」』については、当該方剤の直接的な薬理作用に加え、間接的な薬理作用についても併記している。