漢方方剤 事典

漢方方剤

橘核丸

よみかた きつかくがん
方剤種別 >
典拠出典 済生方

処方構成
この方剤を構成する生薬の組み合わせ

生薬名 原材料と加工法
橘核ミカン科ミカン属のウンシュウミカン、コウジ、タンジェリン、コベニミカンおよび同属植物の種子
海藻ホンダワラ科ホンダワラ属のヒジキおよびウスイロモクなどの全草
昆布レッソニア科カジメ属クロメまたはコンブ科のカラフトコンブ属マコンブなどの葉状体
海帯コンブ科のカラフトコンブ属マコンブの全草
川楝子センダン科センダン属トウセンダンの成熟果実
桃仁バラ科サクラ属のモモおよびノモモなどの成熟種子
厚朴モクレン科モクレン属のカラホウ、オウヨウコウボク、ホウノキなどの樹皮
木通アケビ科アケビ属アケビの蔓性の茎
枳実ミカン科ミカン属のダイダイ、イーチャンレモン、ナツミカン、およびカラタチ属カラタチなどの幼果
延胡索ケシ科キケマン属エンゴサクの塊茎
肉桂クスノキ科ニッケイ属ケイの幹の樹皮
木香キク科トウヒレン属モッコウの根

適応疾患 および 対象症状

など

薬理作用

など

東洋医学的弁証
東洋医学の診断に基づく対象疾患・症状

治法・治療原則
東洋医学的治療法と治療原則

  • 『方剤種別』については、複数の漢方方剤種別に属する方剤もあるが、当該方剤の薬理作用が最も顕著にあらわれる漢方方剤種別に基づき、単一の方剤種別に属させている。
  • 『東洋医学的弁証』および『治法・治療原則』については、中医用語に精通していない一般の方を考慮し、あえて重複表現を一部用いている。
  • 『適用疾患および対象症状』については、当該方剤が直接的に効力を示す疾患・症状に加え、間接的に効力を示す疾患・症状についても併記している。
  • 『この方剤の持つ「薬理作用」』については、当該方剤の直接的な薬理作用に加え、間接的な薬理作用についても併記している。