肺結核は、かつては労咳(ろうがい)とも呼ばれていた国民病で、空気感染するため世界人口の約1/3が結核菌に感染していますがその発病率は約10%と低く、残り9割の人はそのままずっと発病せずに一生を終えるのです。
感染後すぐに発症するものは「一次結核症」と呼ばれ発病する人の約半数を占めていますが、残り半数の人は免疫機能が低下した時に発症するため「二次結核症」と呼ばれています。
しかし、この疾患は感染症であるにもかかわらず明らかな感染症状がみられないため、長期間続く咳・痰・微熱・寝汗・倦怠感などは肺結核の可能性を考える必要があるのです。
咳・痰・血痰・微熱・寝汗・全身倦怠感 など
結核菌 など
胸部X線検査・細菌培養検査・遺伝子検査・ツベルクリン反応 など
薬物療法・鍼灸治療 など