咽頭がん

咽頭がんは、咽頭に発生する悪性の腫瘍で、EBウイルスが関与するとされる「上咽頭がん」、アルコール・たばこ・食物などの環境因子が関与するとされる「中咽頭がん」「下咽頭がん」に分かれ、近年ではパピローマウイルスの関与もあるとされています。
50歳以降に多く、その男女比は4:1と男性に多い疾患です。
上咽頭がんは、頸部腫瘤と耳症状などがよくみられ、頸部リンパ節転移も多いのが特徴です。また中咽頭がんでは、咽頭痛・嚥下痛・のどの腫れなどがみられ扁桃肥大と間違えられることもあります。そして下咽頭がんは、嚥下痛・咽頭痛・声のかすれなどの症状が現れるとともに、食道がんとの重複も多いのが特徴です。

代表的な『症状』

◇ 上咽頭がん…頸部腫瘤・耳閉塞・難聴・鼻出血・鼻閉・頭痛 など
◇ 中咽頭がん…咽頭痛・嚥下痛・のどの腫れ など
◇ 下咽頭がん…嚥下痛・咽頭痛・声のかすれ など

発症する『原因』

◇ 上咽頭がん…EBウイルス など
◇ 中咽頭がん…パピローマウイルス・アルコール・たばこ・食物などの環境因子
◇ 下咽頭がん…アルコール・たばこ・食物などの環境因子

行われる『検査』

鼻咽腔ファイバースコープ検査・上部消化管ファイバースコープ検査・CT検査・MRI検査・PET検査 など

行われる『治療』

放射線療法・化学療法・外科手術・鍼灸治療 など

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