漢方薬(方剤・生薬)

漢方生薬の分類のうち「苦寒攻下薬」って、どんなもの?

強い通便作用だけでなく、身体の熱を除く作用も有しています。

苦寒攻下薬は、主に高熱・頭痛・眼充血・うわごと・意識障害・鼻出血などの症状を呈する『裏熱積滞の実証』を治療するもので、便秘の有無に関わらず使用し、通便させることにより体内の湿熱を取り除く効能を持っています。

代表的な生薬には「大黄」「芒硝」「芦會」「番瀉葉」などがあり、それらの多くは苦い味で寒の薬性を持っています。